いよいよ日本にも本当の意味でのEV元年がやってくるワクワク感がありますね。さすが"B"MWと言うだけあってBセグ作らせたら右に出るものはいない!・・・冗談はさておき、とてもこれが初めての小型車とは思えないほど見事な出来映えです。このBMW i3は補助金付きで450万円程度。なぜかレンジエクステンダー(発電機)付きのモデルの方が補助金額が多いので差額が15万円!なんだとか・・・。北米のEV価格が300万円程度なのでクルマの価値を考えるとこのi3も大きな負担感はないかも。320iよりは安いし、正直言って320iよりも断然に価値のあるクルマだと断言できます!
最近は近所でもリーフをかなり見かけるようになりました。試乗なのか所有しているのかわかりませんが、このクルマなんと世の中に溢れるHVとは全然違って圧倒的な存在感があります。ドライブデートに誰かを誘ったとして、どんなクルマがベストなのかと考えたとき、日産リーフというのは大穴候補になる気がします。今後普及が進めばどうなるかわかりませんが、今のところはEVはまだまだレアで価値があります。出来れば充電無しで東京〜箱根間を軽く往復するくらいの航続距離があればいいのですが、エアコン止めたりといった努力なしにはちょっと無理みたいですが・・・。
リーフですら十分にプレミア感がありデートカーにしてしまってもいいのではと思えるほどなんですが、BMW i3はこれをさらに突き詰めた「洗練度」が眩しいくらいです。最近のBMWには見られないと言ったら失礼ですが、クルマ全体の設計の「技」を感じます。カーボンを多用してリーフと同等の容量のバッテリーを積みながら250kg軽い。しかもデザインを重視した19インチ大径ホイールながら、タイヤを細くしてバネ下重量も軽減するなど随所に創意工夫が見られます。全ては航続距離を伸ばすためとは言え、デザインを損なうことなく見事にやり切ってます。
セダンもSUVも揃って平凡な枠を出ない最近のBMWから考えると、こんなデザイン力をどこに隠していたの?と不思議な気分です。今後はEVブランドとして一人立ちできるくらいに、最初から全力過ぎる。BMWは長距離ドライブの時にはなんとX5などの代車を貸してくれるサービスまで付けるそうですが、出会って最初のドライブデートに乗っていくなら代車なんて借りずにこのi3がいいんじゃないですか?私ならそうします。ガチで遠くまで行くなら別ですけど・・・。
待ち合わせ時間にこのi3で登場すると、どんなスポーツカーで現れるのと期待していたお相手の意表を付く「先制パンチ」が炸裂。これであなたの人間性に対して一気に関心が湧くでしょう。「何この変なクルマ・・・」と不思議な表情をされても、笑顔で観音開きドアが開けてあげれば・・・。小型車とは思えない重厚感のあるドア!このギャップが私は個人的にツボなんですが、BMW1シリーズのような「想定の範囲内」とは全く逆のクルマなんですよね。これだけでも十分に450万円の価値があるんじゃないですか?
スマートみたいにケチくさくないですし、せっかく1000万かけてM3買っても受け取る側は320iと同じに思うでしょうし・・・。いや〜BMWらしくない細やかすぎる気の利いた設計ですよね! あのドアを見せつけたなら、たとえ小さなクルマでもあなたの抜群の包容力が十分に伝わるでしょう。こういう「想像を超えた」実力を発揮するクルマこそが「いいクルマ」だと私は思いますね。BMWのこと本当に見直しましたよ!
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