2014年4月10日木曜日

日産リーフ このメーカーは日本の事を考えてない!と言っているのは誰だ?

  日産が自動車メーカーとしてはじめて「なでしこ銘柄」に選ばれたのだそうだ。女性が働き易い環境作りを行っている優良企業を対象に選ばれるものらしい。日産内部の労働環境はまったく分りませんが、セレナとかノートとか確かに女性目線が上手く取り入れられた「良いクルマ」に仕上がっていて、「女性主査」なんてのもおられるそうです。

  余談ですが、日産もゴーン氏が退陣した後は女性をトップに据えるのもいいかも。リコール隠しで一躍有名になったGMのCEOも女性なわけですし・・・とかどうでもいい理由ではなく、日産には女性社長は必要じゃないですか? その理由はなんといっても「シルビア復活」を主導してくれるのは女性トップしかいないだろうと・・・。日産の文系の頭カチカチの男性役員にとってシルビアなんてまったく興味がないでしょうから、もはや12年間も沈黙が保たれていますけど、おそらく復活させる気なんてさらさらないでしょう。

  その12年間にも中古市場ではシルビアは大人気なんですけどね。特に若者とアクティブな女性からの支持が凄いことになっているようですが、それこそ女性目線でクルマを作るなら「デイズ」もいいと思いますけど、「シルビア」こそが女性の気持ちを鷲掴みにするんじゃないですかね。「RX7FD3S」や「S2000」はもうかなりのプレミア価格が付いていて、手が出せないけどもシルビアならなんとかなってましたけど、そろそろタマ数も限界に近づいてきてる? 20歳前後の若い女性が「メーター改ざん車上等」とばかりに15年以上前のS14に乗る度胸には恐れ入ります。15年落ちのターボ車なんかいつどんなトラブルが起こるか分ったもんじゃなくて怖くて乗れないです。

  ライバルメーカーのどこか「なよなよ」した社長がトップダウンでシルビアみたいなスポーツカーを発売しました。やはり男のトップだとどうも女性視点が足りない!なんてことはないでしょうけど、どうも女性にアピールできないスタイルに陥っている気が・・・。まあ勝手気ままに書きましたけど、もちろん現在の日産の良いところもたくさんあるわけですけどね。

  さて日産の誇るEVにして世界カーオブザイヤーにも輝いたことがある「リーフ」。でうやらこのクルマは北米市場ではちょっと浮いた存在になっています。簡単に言うとそのサイズがライバル車よりも一回り大きいのです。実用レベルでの航続距離が100km程度しかないですから、ほとんどのメーカーはチョイ乗り専用のBセグとして割り切った設計のEVをメーカー第一弾として先行発売させています。

  今ではテスラやBMW、VWが新たに発売を控えているので、中型(C/Dセグ)のEVも増えていくでしょうが、先駆的存在のリーフはなぜワイドで立派なCセグになったんですかね。こういうクルマを好奇心だけで買えるお金持ちの人々からしても、中途半端な大きさだったようで、発売当初から販売が伸び悩んだようです。日産は最初からこのクルマが子育てをする一般世帯へ当たり前のように普及するとでも思ったのでしょうか?

  まあ「子育てに参加し、環境への意識も高い、ロハスな男性」みたいなユーザーを想定していたのでしょうね。これはこれでとても良いコンセプトだと思うのですが、どうもイメージが先行し過ぎていてそんな理想的なパパはなかなか居なかったみたいですね。価格とデザインがどうしてもそこまで届かなかったのかな・・・。消費税増税後に慌てて値引きをしているみたいです。ついでにFMCでデザインももう少し頑張ってくれると販売にも火が付くのではないですかね。まあ当初のコンセプト(家庭的なEV)の素晴らしさが周知される日はやってくるのか?

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